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加入している生命保険の種類は? | 団体定期保険(任意加入)

(主契約は 「団体定期保険」、特約はありません。
「団体定期保険」は一般に「グループ保険」ともいわれ、任意加入団体の契約を、
「Bグループ」または「B契約」といいます。)

保障ニーズ:   死亡 医療 介護 老後 その他

一般的な解説 かづな先生的解説 あなたはどのタイプ?

一般的な解説

(生命保険文化センター「2001年11月 生命保険いろはにほんと」より)

個人で契約する「個人保険」といわれるものとは別に、所属している企業や団体が生命保険会社と契約していれば、次のような保険を利用できます。

●勤務先や団体を通して契約する生命保険(団体保険)

サラリーマンが勤務先を通じて契約したり、自営業者が商工会議所や協同組合などを通じて任意に契約するものです。

●団体定期保険(任意加入)

保険期間中に死亡した場合のみ死亡保険金が受け取れ、満期保険金はありません。保険期間は1年で、通常退職まで保障を継続(更新)できます。
定年の60歳で保障が終わってしまうということです。

かづな先生的解説

団体定期保険は、「グループ保険」ともいわれ、保険期間1年の定期保険です。加入形態によって、「全員加入団体」と「任意加入団体」の2つに区分されます。

■「全員加入団体」(Aグループ、A契約)

契約の募集に際して、会社に勤務している人へ加入の推奨を行うことなく、あらかじめ定められた年齢、性別、報酬、勤続年数などによって分類された従業員を加入させる団体です。

契約者が会社となり、多数の従業員を一括して加入させることにより、割安な保険料で大きな保障を得ることができるため、多くの企業で導入されています。
そのため、保険料の支払いは、会社となります。

Aグループについては、以前、従業員の知らない間に会社が保険をかけたといって、会社と遺族との間で訴訟が起きたため、平成8年11月より、「総合福祉団体定期保険」と名称を変更し、従業員が同意のもと、会社の福利厚生規定の円滑な運営と従業員および、従業員の遺族の生活保障を目的とする保険となっています。

■「任意加入団体」(Bグループ、B契約)

契約の募集に際して、従業員に加入の推奨を行い、希望する者のみを加入させる団体です。
保険会社としては、会社というくくりにより、一括管理や事務手続きができるため経費削減が図れること、職業的リスクを把握することができることなどにより、割安な保険料を提供することができます。

通常、保険料は給与からの引き去りとなります。
保険加入、または保険の見直しの際、グループ保険といった場合は、「任意加入団体」(Bグループ、B契約)のことを指します。

それでは、グループ保険のメリット、デメリットを整理してみましょう。

    【メリット】
  • 1年更新という、期間が短い定期保険のため、割安な保険料で大きな保障を
    得ることができる。
  • 1年ごとに、ライフプランにあわせて、保障額の増額・減額を気軽にすることができる。
  • 保険料が給与天引きのため、保険料の引き落としができなかったなど、
    保険が途中で失効するなどの心配がない。
    【デメリット】
  • 通常、5歳ごとに保険料がアップする加入形態。若いときは、保険料が割安だが、年齢が上がっていくうちに保険料が割高になる。
  • 途中で自己都合などにより、転職・退職した場合、個人で保険契約を継続できないこともある。その時に、特に大きな病歴がなければ、新たに加入することができるが、そうでない場合は、新たに加入することができず、保険の保障がなくなってしまう場合がある。
  • 一定の割合以上の従業員が加入しないと、成り立たない保険のため、従業員の数や加入率によって、予定していた保険料がアップすることがある。
  • 定年退職後も死亡保障が必要な場合は、割高な保険料を支払い続ける必要がある。
    また、ある程度の年齢で、契約を更新できないこともある。

グループ保険とは、期間の短い定期保険です。
保険料が安いことばかり気にしすぎて、万が一のときに十分な死亡保障を用意することができなかった、ということがないようにしなければなりません。また終身雇用制が崩れた日本において、会社を通じて保険に加入するというのは少し不安が残るかもしれません。

あなたはどのタイプ?

死亡保障をできるだけ割安で加入したいタイプ

割安な保険料ですが、保険期間が通常の定期保険より極端に短い1年であることに注意しなければなりません。

他にメインの生命保険を確保しているタイプ

団体定期保険しか確保できていないというのでは、あまりに不安です。なぜなら1年更新など、短い保険期間が多いからです。もし他に生命保険を確保した上で、あと少し保障が足りないので、加入するという気持ちであれば検討してみても良いでしょう。

2005.4.3記事 2007.7更新