「みんなどれくらいの保険料払っているの?」
「一般的な保険の加入の仕方教えてください。」
このようなご相談は多いです。
しかし、どのくらいの保障を保険でまかなうのかは千差万別です。
「万が一のときの家族の保障のため」という同じ目的でも、家族構成や生活の価値観によって大きく違ってきます。つまり、その人のライフプランによって変わるということです。
しかし実際は、セットだからお得というようなパッケージの保険商品に加入している方が多いのが現状です。
また保険加入においては、「これぐらいの保障があれば安心できる。」という範囲で加入していきます。また、家族の方がかかった病歴を参考にしたり、一般的な統計に基づいた入院費などを参考にしたりして判断していくのです。
そのとき、参考になるのが財団法人生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査」です。
3年に1回の割合で行っており、最近では平成21年に調査を行っていますので、その結果を判断材料の一つとしていきましょう。
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世帯主 |
世帯全体 |
加入率 |
86.7% |
90.3% |
加入件数 |
1.8件 |
4.2件 |
普通死亡保険金 |
1,768万円 |
2,978万円 |
疾病入院給付金日額 |
10,400円 |
--------- |
払込保険料 |
--------- |
45.4万円 |
年金型商品世帯加入率 |
24.6% |
個人年金保険の世帯加入率 |
22.8% |
以下調査結果のポイントをまとめてみます。
- 全生保の世帯加入率は90.3%(平成18年は87.5%)
- 世帯加入件数(個人年金保険を含む)は、全生保で4.2件となっており、
前回と変わらず。
- 世帯全体の普通死亡保険金額は2,978万円(前回3,269万円)となっている。
- 世帯主の疾病入院給付金日額は10,300円(前回10,400円)となっている。
- 生命保険(個人年金保険を含む)の世帯年間払込保険料は、全生保で
45.4万円(前回52.6万円)となっており、前回より減っている。
表には掲載していませんが、加入している生命保険の保障内容に対する「充足感なし」は32.6%となっています。
加入したいと思う保障内容では、世帯主、配偶者とも「医療保障」がもっとも高くなっています。
2004.2.8記事 2011.3更新 |