※このページは「保険見直しの始め方」STEP1~STEP4まで読んでからお読みいただくことをオススメします。
「保険見直しをしてからは、具体的に何をしていけばよいの?」
「保険料を支払えなくなったら、どうすればいいんでしょうか?」
保険見直しの手続きをすれば終わり・・・ではありません。長期間継続することが対前提!!
保険見直しをした後は、保険料をコツコツ支払って、長期的に継続していく必要があります。
しかし、口座の残高が足りなかったり、自分自身や家族のライフスタイルの変化などで、保険料を払えなくなることも考えられます。
保険は経済的に困らないようにするためのものですので、払い込みが苦しいときほど、万が一の時のために継続しておく必要があります。
このページでは、保険見直し後の保険継続のポイントについて解説します。
保険料の支払いが一時的にできなかった場合
口座の残高が足りなかったなどの理由で、保険料が払えなかった場合、電話やハガキなどで未払いの連絡があります。
月払いの場合は、払込期日の翌月末日までに払えば保険は有効に継続することができます。
一時的に保険料が払えなかった場合は、どうなるのか?について、以下で確認してみましょう。
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保険料の支払いができなかった場合の3つのステップ
保険契約を有効に継続させるために、払込期月までに保険料を払い込む必要があります。しかし、うっかり保険料の支払いを忘れたり、何らかの事情によって払込期月に遅れた場合も考えられます。 このページでは、保険 ...
保険料の払い込みがなかった場合でも、すぐに契約が効力を失うわけではありません。保険料の滞納がないように、十分注意すれば、見直した保険を継続することができです。
保険料の支払いが難しくなった場合
保険見直したときは、支払い続けることが可能な保険料で設定したつもりでも、自分自身や家族のライフスタイルの変化や世の中の流れにより、支払いが困難な状況になることもあります。
保険は保険料を払うことで保障を得ることができますので、保険料を払わないといざというときに何の保障もありません。
払えなかった、、、という理由で安易に保険をやめてしまうのではなく、他に方法がないか検討することが大切です。
なぜなら、払い込みが困難なときほど、経済的リスク高まるからです。
保険料が払えない場合は保険料の「減額」や、保険種類によっては保険料の支払いを中止して保障額を再計算する「払済保険」に変更できます。
「一時的に困難な場合」「急に現金が必要になった場合」「保険料の負担を軽くしたい場合」「保険料の払い込みを止めても保険契約を継続したい場合」など、以下のページにて、どのような対策があるのか解説しています。
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保険料の払い込みが困難になったときの4つの秘策
保険契約を有効に継続していく中で、払込期月までに保険料の払い込みが困難になるときがあります。契約者はいつでも保険契約を解約することができますが、払い込みが困難なときほど経済的リスクが高まるときです。 ...
転換は正しい保険見直しではない
保険に加入して数年経つと、「新しい保険に見直しましょう」といって、次の保険への乗り換えを提案されることがあります。
これは「保険見直し」と見せかけて、「下取り」もしくは「転換」です。つまり、損する保険見直しです。
「下取り」は自動車業界で良く使う言葉で、乗っている車を販売店に渡して、その車の価格と新車の価格の差額を支払って乗り換えることです。新車との差額を払えば、新車に乗ることができます。
生命保険の場合は、現在加入している契約の保険をやめて、やめたお金を新しい契約の保険料の一部に充てる、という形になります。
保険料は予定利率という割引率を使って計算しているため、高い予定利率の時に加入した保険は、保険料が割安に設定されています。
バブルがはじけるまでの間、日本はかつてない好景気で、金利は右肩上がりで上昇していました。生命保険業界も例外ではなく、集めた保険料は高い利率で運用できるとして、予定利率は最高6.25%という商品もありました。
バブルがはじめると、高利率の契約をたくさん抱えた保険会社は、景気と経済の低迷で約束した利率が稼げず、不足分は自分たちで補てんすることになりました。これを「逆ざや」といいます。
「逆ざや」を解消する有効な方法が「転換」です。例えば、予定利率6.25%で契約した保険を、現在の低い予定利率0.25%(2017年4月以降)の契約に「転換」させるのです。
保険見直しが「転換」にならないことを未然に防ぐためにも、以下のページ「転換制度は禁断の果実」を参考にしてください。
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転換制度は禁断の果実
保険契約を継続していく中で、ある日突然保険販売員から連絡があったり、あなたが保険見直したいと考えるときがあります。そのときに提案される1つが、転換制度です。 保険加入中のポイントとして、転換がどのよう ...
保険をやめるときに知っておくこと
保険契約を継続していく中で、保険料の払い込みが困難になったり、入った当時は内容がよかったものも、医療事情やご自身の経済環境の変化で不要になることもあります。
本当に不要で保険契約を解約するのであれば、一日でも早く手続きをするべきですが、保険見直しにより以前に入った保険を解約する場合は段取りを考える必要があります。
解約のしくみを知らなかったことで、今まで加入していた保険をムダにしないためにも、以下のページ「解約は段取りが重要」を読んでみてください。
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解約は段取りが重要
保険契約を継続していく中で、保険料の払い込みが困難になったり、あなたが保険見直したいと考えるときがあります。そのとき手続きする1つの方法が、解約です。 保険加入中のポイントとして、解約がどのような制度 ...
保険金や給付金は請求しなければ受け取れない
保険を見直すことで、今や将来の経済的リスクを補うことができます。何のために保険料を払うかというと、病気やケガで入院したり、万一のことがあったときに、給付金や保険金を受け取るためです。
あなたがいつ入院したとか、いつ介護状態になったかは、知るすべがありません。そのため、一般的には保険の契約者が請求しないかぎり、保険金や給付金は支払われません。
生命保険・損害保険ともに、支払い事由発生から3年以内であれば保険金が請求することが、保険法により保障されています。すべて請求することでお金を受け取ることができるのです。
払ってきた保険料がムダにならないためにも、あらかじめ受け取るための手続きフローを知っておく必要があります。
以下の「保険金や給付金は、請求しなければ受け取れない」で確認しましょう。
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解約は段取りが重要
保険契約を継続していく中で、保険料の払い込みが困難になったり、あなたが保険見直したいと考えるときがあります。そのとき手続きする1つの方法が、解約です。 保険加入中のポイントとして、解約がどのような制度 ...
まとめ
保険を見直したときは、順調に保険料を支払い、保険契約を継続していくつもりで手続きをしたことでしょう。
しかし、加入すべき保険は、預貯金やライフステージごとに異なります。特に女性は、結婚や出産など働き方が変わるタイミングが多く、そのつど保険見直しが必要になります。
また、経済環境の変化によって、支払える保険料が異なる場合もあります。
保険を継続していく上で、どんなことに注意しておくべきなのか、事前にイメージしておくことで、いざというときにも冷静に対応することができます。
保険を有効活用するためにも、一度チェックしておいてくださいね。
保険見直しSTEP1~5を理解したところで、本格的に保険見直しについて学びたい方は、以下のページ「保険見直しの超キホン」に入っていってください。
まずは「生命保険特有の5つの基礎用語」です。
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生命保険特有の5つの基礎用語
生命保険がむずかしいと感じるのであれば、生命保険特有の5つの基礎用語を理解していないだけかも知れません。生命保険をわかりにくくさせている要因は、3人の登場人物と、2つのお金です。 預貯金は、あなただけ ...
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