情報発信をなんとなく始めたい人「情報発信のメリットを知りたいな。情報発信をやったほうがよいと思うけど、具体的などういった未来があるのでしょうか?メリットや具体例を解説して欲しいです。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 情報発信のメリットとは
- 情報発信で成果を伸ばすコツ
- 情報発信した後の未来を考えてみる
この記事を書いている私は、2002年12月頃からブログを始め、2020年7月からは、オンライン転換しました。
場所と時間の問題が解決され、自宅にいながらお金の先生として活動することができています。
今回は「情報発信のメリットとは」というテーマで、私の実体験を元に解説していきます。本記事を読むことで、情報発信後の未来が見えるようになると思います。
情報発信のメリットとは
きっかけは情報発信です
下記のとおりです。
情報発信のメリットを考えていたのですが、最大の価値は「優秀な営業マン」だと思う。24時間PRしてくれて、自動的にお客様を集めてきてくれるから。会社員だと、会社の信用で仕事依頼がある。個人だと、発信自体が信用になる。社会人経験「事務職」で営業経験がない私にとっては最高の営業マンです。
— かづな先生💹お金の勉強 (@fpkazuna) July 1, 2021
ここが本質かなと思います。
仮に営業マン or パートを雇うと、以下のイメージです。成果を出さなくてもです。
- 年間180万円以上のコストがかかる:時給1,500円×5日勤務で7,500円 → 1カ月20日勤務で150万円→ 年間180万円 + 税と社保
- イレギュラーな休みがある:子どもの発熱、親の介護など
一方、ブログなどの情報発信は、以下です。
- 年間数万円のコストくらい:例)レンタルサーバー代月1,000円×12カ月=12,000円
- 年中無休の24時間営業
コストも働き方も、情報発信のコスパがいいのは一目瞭然です。
実際に、私はブログを始めて1年ほど経った時、ラジオ局から出演依頼がきました。FPのこと&保険の見直し等がテーマで、TAKE2・真鍋かをりさんと対談の依頼です。
当時29歳。FP資格を取って2年も経たないうちに、全国放送のラジオ出演です。
しかも芸能人と対談とは、一般的にはありえないですよね。
私は、新卒で就職した保険会社では、料金部→支社事務と、事務系の仕事を4年9カ月した後、結婚を機に退職しているので、営業経験はゼロです。
「仕事をいただく=営業する」という私の固定概念はガラリと変わり、優秀な営業マンと共に頑張っていくといけば、売り込まなくても仕事ができるという自信に変わりました。
時代は大きく変化しています
私はレンタルサーバー借りて、ブログで発信するというスタイルでスタートしましたが、今はSNSを使って気軽に情報発信できます。
以下のイメージにように、ブログを広めるために、さらに無料で優秀な営業マンを味方につけることが出来る時代ですね。
そして、人それぞれ好みのSNSが違います。どのSNSからブログに来てもらうかは、お客様の気分次第なので、どのSNSをやろうかなと迷うのなら全部やったほうがいいですよね。
そうはいっても、「SNSのどれかで始めてみたい」と思う方は、以下のように公表されているデータをご覧ください。
出典:総務省「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要
こういったデータを参考にすると、LINEやYouTubeの利用率が高いので、優先させたらいいかなということが分かります。
情報発信は、誰もが取り組んだ方がいい理由
生きてる世界が地球上でなく、ネット上になった時代を考えると、情報発信しない理由が見つからないと思います。
「情報発信しても、その先の未来が見えません」と始める前から余計な心配をしがちですが、それを言っていたら何もできません。
会社を設立して初めてのメディア依頼は、愛読していた女性誌の1つである「Oggi」からでした。会社員時代にお世話になった方に「一早く情報発信した賜物じゃない」と言われました。
まぁ、ダメダメ事務員の過去を知っている方だったので、「能力ではなく、一早く始めたから」というオチだったのです。褒められているのかどうかは疑問ですが、やはり「情報発信していたから」こそのメディア紹介です。
情報発信のメリットを考えている間に、メディアに紹介されるチャンスを逸してしまうかもしれません。今すぐ発信しましょう。
補足:顔出しは必須ではない
1つ大切なことを書くと、情報発信では「顔出しは必須ではない」というスタンスがおススメです。
イラストやニックネームでも通用する時代になったからです。
私が会社を設立したときは、株式会社は資本金1,000万円が条件でした。個人だと信用が得られないかなと思い、1,000万円の資本金を用意して株式会社を設立。今は株式会社は1円から作れますし、個人だからといって信用が得られないということもほぼありません。
さらに、親しみやすいお金の専門家になりたいという想いから、イラストで始めましたが、同業者から「本当に存在するの?」と指摘があり、信用を得るために顔出ししました。しかし、今はイラストOK、名前も本名でなくてもOKです。
一度顔出しと本名で情報発信すると、イラストとニックネームへのキャラ変は難しいです。一方、最初にイラストとニックネームで仕事をして、いずれ顔出しと本名というのは歓迎される場合が多いです。
いずれにしろ、誰かの役に立つ情報発信をしていれば、容姿はそんなに気にならないです。情報発信の内容は、走りながら考えていくとよいですが、情報発信の仕方は事前に決めておくとよいです。
情報発信で成果を伸ばすコツ
発信は大切ですが、事実として、大半の人は挫折します。
それもそのはずで、すべての人が目に見える成果が出るわけではないですからね。
情報発信を継続する3つのコツ
- その①:報連相の感覚
- その②:価値観の共有
- その③:権威性を得る
上記のとおりなので、順番にみていきます。
その①:報連相の感覚
報連相とは「報告」「連絡」「相談」の頭文字を取ったものです。仕事を行う上で、必要不可欠スキルで、一度はこの大切さを教わった経験があると思います。
情報発信が継続できない人は、「報連相」から始めるといいですよ。
「継続性と成長」を印象付けることができますから。
私は、セミナーをしたら「証拠写真」を取って、必ずブログに掲載していました。
頼んでもないのに、やってくれたり、報告をしてくれたりしてくれたら嬉しいですよね。
これが報連相の感覚です。
「ブログを読んでたら、パワーもらいました」という感想が多いのは、報連相を意識している情報発信の結果です。
その②:価値観の共有
続いて価値観です。
私がブログを始めたときに意識したことは、価値観の共有でした。
それは「私がどういう人かを伝える」ということ。
オンライン転換前は、お金の知識に関係のないプライベートな内容が多く、広告収入など自動的に稼ぐ仕組みとはほど遠かったですが、信頼残高の構築には非常に有効でした。
情報発信の仕方は、時代に合わせて変わっても、価値観の共有ができるお客様に出会えることで、仕事でのストレスはだいぶ軽減されています。
その③:権威性を得る
要するにあなたの発信は、井戸端会議になっていませんか?
- ファミレスでのAさん「年金ってあまりもらえないことがわかってきた」
- 池上彰さんの解説「年金ってあまりもらえないことがわかってきた」
上記のとおりです。
Aさんに足りないのは、権威性ですよね。
情報発信でも、全く同じです。権威性がないと、伸びにくいです。
ただ、権威性がない人が情報発信を始めることで、メディア関係の人の目にとまり、メディアで紹介されると権威性を得ることができます。
会社員の場合は、会社の信頼性で権威性が得られますが、そうでない場合は、マスコミ紹介がその代わりです。
自分の情報発信に権威性が生まれたら、見てくれる人も多くなり、継続していくことができます。
情報発信した後の未来を考えてみる
最初は、「自分のことを知ってもらいたい」という動機で始めましたが、以下のことをすることで、自分が変りました。
- 企業案件が定期的に入ってくる →「この間のブログを拝見して、是非うちでもお願いしたいと思いまして」と報連相からの仕事依頼
- 個別相談が定期的に入ってくる →「私もこの間ブログで公開されていたようなことを、やってみたいと思います」と価値観からの相談依頼
- 取材・執筆依頼が定期的に入ってくる →「〇〇で掲載された記事を拝見して、弊社の〇〇でもお願いしたい」と権威性からの取材依頼
つまり、自動的に仕事が入ります。
事務あがりの私は、セールスが苦手なので「私を使ってください」、「私と契約してください」、「私から買ってください」などはなかなか言えません。
なので、情報発信することで、ほぼ売り込みなしで15年以上も会社を存続することができてます。
というわけで、今回は以上です。
今後の働き方に悩んでいる女性向け「ライフデザイン戦略会議」でも情報発信について講義をしていますので、こちらのご参加もどうぞ。
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