お金の先生を目指す人「お金の勉強をしたいけど、何から手をつけたらいいか分からない。分野も多岐に渡っているし、いったいどうしたらいいんだろう。」
本記事では、副業・起業ができるお金の先生を目指す学習法を解説します。
記事の信頼性は現在の私の状況です。FP資格を取得してから、保険相談をメインに始めて、現在はライフプランニング、公的年金、積立投資、税金と社会保険料、住宅ローン、教育資金、相続・事業承継など幅広い知識を組み合わせた、お金全体の相談ができるFPとして有料サービスを提供しています。
目指す目標は、お金の先生として有料サービスを提供できるレベルです。難易度は高めですが、ここを目指せば職探しに困ることもなくなります。頑張って勉強しましょう~。
実際にやると分かりますが、お金の先生はとても楽しいですよ!
前提知識:お金の先生として信頼できる人とは?
お金の先生として代表的なのは、FP(ファイナンシャルプランナー)です。
個人的に思うのですが、ファイナンシャルプランナー業界は胡散臭い人が多い。金融機関に属さないFP(ファイナンシャルプランナー)はまだ多くなく、大多数は保険や投信などを販売している人が持っている資格だからです。
そのため、「FP=保険屋さん、投資商品を販売する人」のイメージが現実です。解決策として適切な商品を提案できることは悪いことではありませんので、独立系のFPでなくても問題ありません。
胡散臭くても、信頼できる人を目指したいですよね。私が個人的に信頼できる人(FPが仕事として成り立っている人)の特徴が次のとおり。
- 有料相談で実績を出している人
- 有料セミナーで収益を上げている人
- 身銭を切って金融商品を購入している人
これが独立のカギでして、この3点を抑えたら、多分トップ5%以内に入るお金の先生だと思います(多分)。とくに有料セミナーで売り上げをあげている人はかなり少ない。まずは月に5万くらいを目指すとよいです。
お金の勉強するところが少ない理由
ファイナンシャルプランナー資格取得のスクールはありますが、なぜかFPで稼ぐ方法を教えてくれるスクールが少ないです。
なぜかというと、再現性が難しいから、これが理由だと思います。
あとは、SNSに興味がある必要もありまして、お金の先生をお仕事にしていける人は次の素質を持つ人です。
- インターネットが好き
- 営業的な思考を持っている
- 人の話を聞くのが好き
- 人に教えて感謝されるのが好き
- 言われたことより、自分で考えて動きたい
こんな感じです。良い意味でいうと、主体的に動ける人で、悪い意味で言うと、一匹狼タイプが多いですね。私の周りの優秀なファナンシャルプランナーは一匹狼タイプばかりです…。
お金の勉強の独学方法【2パターン解説】
実践タイプと検定タイプの2パターンで解説します。定義の違いは次のとおり。
- 実践タイプ:いわゆるブロガー。自ら実行してきた経験をSNSなど通じて発信して、トライ&エラーを繰り返して学習するタイプです。属性は会社員や主婦など多岐にわたっています。
- 検定タイプ:保険屋さん、投資アドバイザー、銀行員など。金融機関に所属していて、商品を販売するのに、検定が義務付けられているタイプ。合格が目標になっているので、検定が終わるとすべて忘れてしまうと思っています笑。
適当すぎる定義ですが、こういった切り分けです。正確な定義はなかったりするので、まずは雰囲気だけ理解しておけばOKです。というわけで、見ていきましょう。
実践タイプの独学方法
実践しながら学習していくので、資格は不要です。自分自身の経験や失敗談をブログやSNSで情報発信しつつ、お金の知識を高めていきます。独学手順は次のとおり。
- ブログを立ち上げる
- 分からないことは本で学習する
- 読者を意識して自分の経験を記事にする
- アクセス解析して、よく読まれている記事の傾向を分析する
- 継続的に記事を書きつつ、日々学習を続ける
注目していただきたいのは、まず、実践していることです。お金の特性として、まずは実践してみることがとても大切です。
お金の勉強は学校の勉強のように正解はありませんし、100%理解できる日は来ません。「もうちょっと勉強してから、もうちょっと確認してから」と先送りすると、令和の次の時代になってしまいます。
正しい思考法は「AプランとBプランが候補になったので、AプランとBプランをやってみよう」という感じ。
なので、大雑把な正確な人はわりと向いてるかも。サンプルとして、とりあえずやってみればいいでしょ、という感じ。
検定タイプの独学方法
検定といっても色々ありますが、まずはAFP/2級FP技能検定試験の合格
を目指すのがオススメ。
最も初級の資格は「3級FP技能士」で、受給要件は特になく、誰でも受験が可能です。仕事でFP資格を活用するなら、2級FP技能検定試験の合格を目指しましょう。
2級FP技能士になると、一定の要件の下、日本FP協会に入会してAFP資格を取得することができます。
このように、FP資格には、現在民間資格のAFP資格と、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)の2種類があります。
AFPは2年ごとの更新が必要で、2級FP技能士は更新不要です。どちらを選ぶかは好みに合わせて好きな方をどうぞ。この後で解説する方法はどちらにも当てはまめることができます。
- 手順①:試験日程を確認する(5月、9月、1月の年3回実施)
- 手順②:学習スケジュールを立てる→120時間程度の学習時間が目安
- 手順③:勉強する→6科目、60%程度の正解が目標
合格のコツは6科目を偏りなく勉強することです。6科目とは、以下です。
・ライフプランニングと資金計画 ・リスク管理 ・金融資産運用 ・タックスプランニング ・不動産 ・相続・事業承継
補足:通信教育の活用もオススメ
独学でもいいのですが、短期で合格したい場合は、ペースメーカーとして、通信教育を活用するのもおススメです。
» 【ECC】FP通信講座
試験で出題される内容が「どれも、知っていれば日常生活に役立つものばかり」です。FP資格の勉強をすれば、自分自身のライフプランをきちんと考えることができます。
そのため、投資をするとき、保険見直しをするときに、自分にピッタリの商品を選べるようになります。
まとめ:お金の勉強を独学するコツは、ひたすら失敗すること
保険相談ショップに就職して学ぶのもいいと思います。お金の相談で保険見直しは避けられないテーマですし、自分では経験できないライフプラン表を作る経験もすることができるからです。
でも、会社という性質上、失敗しづらいですよね。なので、個人で身銭を切るべき。
私は、以下のような失敗を経験してきました。恥ずかしいですが、反省の気持ちを込めて、一部をご紹介します。
- 2002年 住宅ローンを組むとき、頭金の割合で共同名義にしてしまった
→共同名義にすることで、万一のときに100%私の名義にならないので、配偶者の100%の住宅ローンを組むべきだった - 2004年 積立投資を2年で解約
→マーケットの下落が怖くて、積立投資を2年で解約。もし、そのまま積立投資を継続していたら、2倍近くお金を増やすことができた - 2005年 会社を設立したときに、会社員の平均的な給料を役員報酬にしてしまった
→所得税や住民税、社会保険料の負担を考慮した役員報酬にするべきだった - 2010年 変額個人年金保険を解約
→リーマンショックで先行きを不安と感じ、解約。もし、そのまま変額個人年金保険を継続していたら、1年に2回、利益の引き出しができたり、10%に近い利回りで運用することができた - 2015年 58万マイルに42万円を払って家族4人でオーストラリアに行った
→自分自身でマイルで飛行機を手配すれば家族4人で18万マイル、ホテル代も18万円で済むはずなので、40万マイルと20万円を余計に使ってしまった
このように、私は10年くらい右往左往しました。10年はやりすぎですが、半年くらい個人で実践すれば、お金の先生をお仕事にするには困らないレベルになります。これを機に、ぜひどうぞ。
記事内のまとめ
- お金の先生になるには個人の実績が大切
- お金の知識は体系化しづらいので、実践→改善の流れがオススメ
- 実践タイプで学ぶのであれば、経験や失敗談をメディアで発信していきましょう
- 検定タイプで学ぶなら、AFP/2級FP技能検定試験の勉強から始めてみましょう
以上です。
さっそく手を動かしましょう。