保険に加入することは、万が一の時の経済的リスクに備えるためですね。
万が一のことが起こったとき、保険金を受け取る事態が発生することになりますが、誰が受け取るかが重要になってきます。
せっかくの保険料を払っていても、あなたが残してあげたい人が保険金を受け取ることができなければ、本末転倒ですね。
通常保険金の受取人は2つに分類されます。
給付金(生前給付金ともいいます)
被保険者が入院したとき、手術したときなどに、受け取るお金のこと。
指定しなくても、被保険者本人が受取人になることが多いです。
保険金
被保険者が死亡・高度障害状態のとき、受け取るお金のこと。
原則は、2親等以内の人を契約時に指定します。
今回は、一般的な保険金を意味する「死亡保険金」の受取人を中心に解説します。

受取人を決めるのも、変更するのも、権限はすべて契約者になります。
そして、通常は、被保険者の2親等以内を指定することとなります。
一番多いケースは、本人が契約者と被保険者になり、受取人を別の人(両親や妻など)にするケース。
シングルの人は、両親のどちらかを、結婚なさっている方は、お互いにクロスで保険金の受取人になるケースが一般的です。
★ 保険金受取人についての注意点
例えば独身のときに、両親のどちらかを受取人として生命保険に加入して、その後、配偶者に受取人を変更するのを忘れてしまうと、被保険者が亡くなっても、配偶者は死亡保険金を受け取ることができず、両親のどちらかが受け取ることとなります。
あるいは、妻を受取人として生命保険に加入した後、離婚をして、別の女性と再婚した男性が、生命保険の保険金受取人を変更するのを忘れると、万が一の場合は、再婚した女性ではなく、離婚した前妻に支払われることになりますので注意が必要です。
生命保険を見直す場合は、こういった保険金受取人が誰になっているかを見直すことも重要なのです。
2004.3.28記事 2007.7更新 |