私達は日々の生活の中でいろいろなリスクに囲まれて生活しています。
元気に暮らしていても突然病気になったり、事故にあったりなど予期できないことが起こります。数時間後、あなたの身に何がおこるかは誰もわからないのです。
また、長い人生の中で、子どもの教育費、住宅の購入、老後の生活費など相当なお金を必要とする場面に出会うことがあります。
このようなさまざまなリスクや多額な出費などから、自分の生活と家族の生活をも守ってくれるのが生命保険です。
まとめると、生命保険には2つの役割があります。
1)死亡や病気・ケガへの備え
生命保険に加入していれば、被保険者が死亡したときには、残された家族へ死亡保険金として支払われますし、病気やケガで入院したときは、入院給付金が支払われます。
また、住宅をローンで購入した場合、一家の大黒柱の万一の場合に備えて加入する保険が「団体信用生命保険」といいます。
■ 団体信用生命保険
銀行などの金融機関から住宅ローンを借りる人が加入する特殊な生命保険。 加入者がローンの返済中に死亡した場合、ローンの残高に相当する保険金が借り入れ元の銀行などの金融機関に支払われ、ローンは清算されるという保険。(賃貸の場合は関係ありません。) つまり、住宅購入者がローン返済の途中で亡くなっても、残された家族は債務を負わなくて済むということです。
2)将来のための資金の備え
生命保険は将来に必要となるお金を、必要な時期や目的にあわせて準備する手段としての役割もあります。
代表的な保険を2つご紹介します。
■ こども保険
子供の教育費をまかなうための保険。
原則として、両親のどちらかが契約者で、子供が被保険者として契約します。
子供の年齢や入学時期にあわせて祝い金を受け取ることができる保険ですが、元本割れする場合もあり、加入前に確認することが大切です。
■ 個人年金保険
老後の生活資金をまかなうための保険。
60歳、65歳など一定の年齢を超えると、受け取ることができる年金型の保険。
年金を受け取る期間が10年の場合、一定の条件を満たすと個人年金保険料控除を受けるメリットがあります。
このように、生命保険は自分や家族を守る手段の一つです。
日常起こるリスクのこと、将来のリスクのことを改めて考えることはワクワクすることではありませんが、万が一のことが起こってからでは手遅れです。 自分や家族の目的に合った生命保険を選ぶには、正しい知識を身に付け、無駄のないすっきりとした保険選びを心掛けることが大事です。
2004.1.18記事 2007.7更新 |