こんにちは、かづな先生です。
お金の勉強をすることで、お金に振り回されない生き方ができるようになりました。
本気でお金の勉強をするなら、結論は「真似が最強」です。
あまり語られることがないですが、真似する際の方法論の解説です。
最速にお金の勉強をするには「真似」です
真似が効果的な理由
うまくいっている方法を、そのまま取り込むことができるからです。
私はセミナーで、約600年前に能楽の始祖とされる世阿弥が記した理論書「風姿花伝(ふうしかでん)」を引用することがあります。
師の教えを守り、学んだのち、教えから抜け出して真意を会得し、最終的には型にとらわれずに師から離れた新境地に入る「守・破・離(しゅ・は・り)」の心得です。
本質がわからないうちは余計なアレンジはせず、全てを真似するようにしていくのです。
真似すると、学習時間を短縮できる
真似することの素晴らしい理由は他にもあり、それは「学習時間を短縮できる」ということです。
通常のお金の勉強法
ざっくり上記のとおりですよね。
しかし真似をする場合はどうなるでしょう。 下記のとおりです。
真似しつつお金の勉強をする方法
上記のとおりです。「守・破・離(しゅ・は・り)」の心得を実行する場合、今までうまくいかなかったお金への考え方を残していてはダメです。
コップをあなたの頭の中と例えると、まずコップの中の水を捨ててください。「コップに空にする=頭を空っぽにする」という意識をしてください。
つまり、表面的、中途半端に真似するのではなく、一から十まで完全にマネすることが大切です。
真似する際のコツは、一歩先の人です
なんでもかんでも真似したらOKという訳でもないです。
ポイントは「自分の一歩先にいる人」ですね。
- あなたが積立投資で資産形成をしていきたい場合→積立投資で、あなたよりも“少しだけ早く始めている人“真似する
- あなたがマイルを貯めて0円旅行を目指していきたい場合→マイルを貯めて0円旅行している人を探し、あなたよりもマイル数が“少し多い人”を真似る
- あなたが「起業・副業」していきたい場合→「起業・副業」に対する考え方が似たような起業家・副業をしている人を徹底的に真似する
例えば上記のとおり。
あと、自己流のやり方があるなら、いったん誰かを真似して成果を出し、その後に自己流とかを確立したらいいと思います。
最初から自己流だと、成功率が下がりやすいはずです。
質問:あなたの一歩先の人は誰ですか?
お金の勉強で悩んでいる人に質問です。
この答えがパッと思い浮かばないなら、イメージが明確になっていないかもです。
仮にお金の勉強をしようと思っているのならば、目指すべきは「実践タイプのブロガー」か「検定タイプのFP」ですよ。ググったら、すぐに見つかるはず。
» 参考:お金の勉強の独学方法【独立する為の学習手順】
目指すべき人がいないなら、お金の勉強をしていく上で迷子になってしまいますよ。まずは目指すべき人(=追い越すべき人)を明確にしましょう。
固定概念を捨てて真似をした後に、考えるべきこと
マイホームには「成功する法則」があります
人生で一番高い買い物であるマイホームを例にしてみます。マイホームを建てようとするとき、プロにお願いすることが多いと思います。自分で設計図を書き、建築材料を購入して、家を建てる人はほぼいないでしょう。
みなさんもよくご存知の「三匹の子豚」の話では、それぞれ自分の家を作ります。結果は下記のとおりです。
- ワラの家:一瞬で吹き飛ばされてしまう
- 木の家:壊されてしまう
- レンガの家:頑丈
やみくもに家を建てるのではなく、「どんな家にしたいのか」という設計図を描いてから行動することが大事。
三匹の子豚の話では、レンガの家を自分でトンテンカンテンして作っていますが、通常はプロの設計士さんなどと相談して、設計図を手に入れます。
では、お金の勉強に置き換えるとどうかというと、ググると得する制度や金融商品の情報はたくさん出てきますが、あなたのライフスタイルに合っているかですね。
下記のイメージです。
- 投資は、今使わないお金を運用するため?老後の資金準備のため?
- 保険の見直しは、固定費を削減するため?資産形成のため?
- クレジットカード活用は、ポイントを貯めて節約するため?ポイントをマイルに換えて旅行に行くため?
例えば、上記の感じで、ライフスタイルによって活用する制度や金融商品が変わってくると思います。つまり、設計をきちんとしないと、「豚に真珠」的な金融商品になるという感じですね。
なのに、お金の設計は自分でやってしまっている人が多いです。
真似をすると、お金との付き合い方が見えてくる
ここまでを見て、もしかすると「なんだか難しそうなだな…」と感じたかもです。
しかしご安心ください。繰り返しですが「まず真似する」という行為をすると、徐々に全体像が見えてきます。具体的には下記のパターンが多いです。
- 手順①:一歩先の人を真似する
- 手順②:少しだけ資産が増える
※例:つみたてNISAを活用するなど - 手順③:資産が増えている理由を考える
上記のとおりで、お金との付き合い方がうまくいっている人の真似をすると、たぶん資産は増えます。
すると「あ、増えた」という衝撃がありつつも、その対象について「より深く考える」という感じになります。
つまり、今までは「投資をしたら資産増えそう、、、でも本当?」という感じなのですが、いざ自分が真似をして、かつ自分の資産が増えると、急にその状況が「自分ゴト」になるからですね。
この自分ゴトという部分が大切で、ここがお金の勉強の前進に繋がります。
真似をして、お金の勉強方法が見えてこない場合の対処方法
ここで疑問が生まれます。それは「真似してもお金の勉強方法が見えてこなかったら、無駄な時間を費やしたことにならないのか?」ということです。
お金の勉強方法が見えてこなかったら、作戦変更してください。人生に無駄な時間なんてありませんので、特に気にしなくてOKです。
基本的には「真似をする→実行する」という経験値が高まるということなので、プラスにはならなくてもマイナスにはならないはずです。
自信を持って真似して、失敗したら即撤退です。そして、また別の施策を試し、だめなら撤退。これだけですね。
失敗は成功のもとの精神で、進んでいきましょう
最後に失敗に関する名言をお届けします。
エジソン:アメリカの発明家
失敗したわけではない。
それを誤りだと言ってはいけない。
勉強したのだと言いたまえ。
松下幸之助氏:パナソニック創設者
失敗したところでやめてしまうから失敗になる。
成功するまで続ければ、それは、成功になる。
柳井正氏:ユニクロ創設者
10回新しいことを始めれば9回は失敗する
これだけの偉大な方々も失敗するということは、失敗は当たり前ということがわかりますよね。
ぜひ、まずは「一歩先を行く人の真似」をしてみて、そこで設計図を手に入れ、収入やライフスタイルの変化に応じて、修正&追加をして資産形成していきましょう。