一般的なライフサイクルは、次のような経過をたどります。
出生してから、幼稚園→小学校→中学校→高校→大学などへの進学。
やがて就職して、結婚します。子どもが独立して家を出ると、定年退職を迎えて、夫婦2人のセカンドライフを過ごしていきます。
このように、ライフサイクルにおいて、何回か大きなお金が必要になるときがあります。
つまり、単に1ヶ月や1年先のことを考えているだけでは、ライフサイクルのイベントを実現することができなくなってしまう可能性があるのです。
つまり、ライフサイクルを予想することによって、あなた自身で将来必要になる資金を、その時期と考え合わせて、計画的に準備することができるようになります。
これをライフプラニングといいます。
独身時代は、扶養する家族がいないため、死亡保険の必要性はほとんどなく、保険の目的は病気やケガに備える「医療費や入院費のため」が最優先になります。
結婚すれば、万が一の場合、配偶者が生活に困らないように「医療費や入院費のため」のほかに、「万が一のときの家族の生活保障のため」という目的が加わります。
お子様が生まれれば、「万が一のときの家族の生活保障のため」だけでなく、「子どもの教育資金の確保」が重要な目的となります。
お子様が独立する頃になれば、死亡保障は「万が一のときの家族の生活保障のため」という目的ではなく、「お葬式代のため」くらいで十分になってきます。
その分、「医療費や入院費のため」や「介護状態になったときのため」という目的にまわすことになります。
このように保険の目的はライフサイクルによって大きく変化します。
ライフサイクルを考え、過不足のない保障額と、あなたが支払うことが可能な保険料にすることが、保険を有効に使いこなすポイントですね。
2004.2.29記事 2007.7更新 |