女性ファイナンシャルプランナー田中香津奈のFelice Blog

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田中香津奈:女性FP、社会保険労務士

「りそう」な銀行の結末

2003年5月17日

週末だというのに、ビックニュースにびっくり。

なんと「りそな銀行・国有化」。

まさか、本当に銀行が国有化されるときが訪れると思っていなかったので、私的にはショッキング。
ましてや、りそな銀行の由来は「理想な銀行」をイメージした行員からの応募だった記憶があるため、やはり「現実」は厳しいものである、と感じました。

ところで、今回の処分にあたり、行員は給与3割カットということでありますが、一般企業であれば、国有化などありえないため、倒産→解雇→路頭に迷うというのが当たり前でしょう。
もともとの給与が高いため、3割カットされても一般企業よりもらっているのではないでしょうか?(私の叔父は都市銀行勤務ですが、非常に高いサラリーをもらってます・・・)

「国有化」について少し解説しましょう。
今回、りそな銀行に預金をしている人もたくさんいらっしゃると思いますが、「預金の引き出しに関しては、問題ありません」というニュースを聞いて、ほっと胸をなでおろした人も多かったのではないでしょうか?
しかし、これからが大変です。
りそな銀行の預金者でなくても、全国民が「国有化」の影響を受けます。

それは、税金です。

ということは、「銀行の不祥事=国民の連帯責任」という構造が今回はっきりしました。
今回このような形で銀行の台所事情が露呈されたのも、すべて「竹中プラン」がなければ、実現しませんでした。
賛否両論はありますが、護送船団方式により保護されてきた銀行も、「護送されないんですよ〜、自助努力で進みましょう!」と白黒をはっきりさせたことは、素晴らしいことと思います。

これからも「えっ、ここもだめなの?」という金融機関がでてくるのではないでしょうか?

金融のプロ集団でさえ、戦法・戦略を間違えてしまうのです。「マネー」はなんてつかみ所がなく、確実な予想をたてることはきわめて困難なのでしょう。
かづな先生のマネー相談は、本当に悩みを一つ一つ解決していくお手伝いをします。

今後の「国有化」される金融機関の肩代わり(税金)分は、私のサイトの見直しにより確実に捻出できるよう、これからもがんばります^^

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予定利率引下げ法案・・・目が離せません

2003年5月16日

昨日の夕刊では、「生保予定利率下げ可能に」と第1面に、今日の朝刊では、具体的なスケジュールがのってます。

いよいよということでしょうか。

しかし、前回の国会とときも、決まりそうでどっかにいってしまいましたので、今度もわからないですけど、現実が近いといえるでしょう。

法案が決まると、適用は7月から。特に以下の方は要注意!
破綻が近いと話題によくあがる会社の保険に加入されていて

1. 契約年時がバブル期(平成元年〜3年くらい)の養老保険
2. 同じ時期の個人年金保険
3. 同じ時期の終身保険

この3つ。
「養老保険」「個人年金保険」「終身保険」って何のこと?という方は、ご相談下さい。

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日本生命、改善命令について

2003年5月14日

連日生保の記事が日経に掲載されてますが、週末から話題になっていた「日本生命のパンフレット表示」について少し解説します。

保険とは、加入するときはとても吟味します。

人によってはお付き合いで加入する人もいるでしょう。
しかし、学校と同じで「卒業」にあたる「保険金支払い」の時に初めて保険の大切さを痛感すると思います。

日本生命さんの「業務改善命令」はまさしくこの出口の部分についてです。
がん保険の給付が一日目から支払われるような記述がパンフレットに記載されていたということです。
まず、細かな字で書かれている!と大騒ぎする前に、保険の基本的な給付事例を覚えてしまいましょう。

ポイントは2つ。

1. 検査入院は支払い対象外です。
→人間ドックや検査のための入院は自費で支払います。ということは、がんと診断されるまでは、いわゆる「検査入院期間」となります。

2. お医者様にかかったすべての手術が支払い対象ではありません。
→その人にとってはとても痛みをともなう手術であっても、命に別状をきたさない手術は治療とみなされないため給付の対象外になります。
美容整形や脂肪がかたまった腫瘍などがその例です。お医者様が「診断書」を書いてくれるからといって、すべての手術が支払い対象ではないです。聞きなれなく、難しい病名であっても、自分でメモに書きとめて、保険会社に支払い対象かどうか確認してから診断書をもらいましょう。
そうでないと、診断書代5千円がムダになってしまいますよ!

ということで、「歯医者の手術はでますか?」とか人によっては、
お医者さまに行く=給付金支払い
と思う方も多いです。

あくまでも経済的リスクをともなうために保険があることを理解すれば、保険のかけすぎも、支払いの行き違いもなくなるのではないでしょうか?
厳しいことを申し上げましたが、不明な点があればかづな先生にご相談ください。

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予定利率引き下げ法案、山場へ

2003年5月13日

日経の1面
「生保予定利率引下げ・首相命令で解約停止」というタイトルをみてびっくり。

企業のトップでなく、首相が主導権を握るということなのでしょうか?

ここで「予定利率」について簡単解説です。
(とてもアバウトな例ですが、わかりやすくするためなのでご了承下さい)

保険とは、経済的リスクを補う場合に加入するものですが、一般的に「死亡保障」がメインです。たとえば、30才で60才まで払い込む予定で、月払い1万円の保険料・400万円の死亡保障加入したとします。
年間12万円で30年間支払い→総額360万円、いつでも400万円もらえるというのが保険のしくみです。
1万しか払ってなくても、60才まで全部払ってももらえる金額は一緒です。
みんなで助けあうというのが保険の原理です。

では、どうして360万円しか支払わないのに、400万円ももらえるのでしょう。

保険とは、銀行でいうと30年の定期預金のようなものですから、30年間運用することができます。
その運用を会社によっては、株式であったり、投資信託であったり、不動産であったり、分散して運用します。(会社の財務部が権力を握ります)
まあ、○%で運用できるから、保険料は1万円でいいですね、と保険料をきめてます。

しかし、現在の経済を取り巻く状況は株安です。
銀行と違って、生命保険の場合は、時代にあわせて金利をかえることができません。
最初ご契約いただいた時代に約束した金利は、ずっと守らなくてはいけないのです。

そこで、どんなに逆立ちしても400万円をあげることができない、なんとか約束した金利をさげてくださいな、とアップアップし始め、今この「予定利率引下げ法案」が検討されているのです。

おわかりいただけたでしょうか?

そこで今回は「破綻の恐れがある会社のみ申請できる」ことになりそうです。
ということは、この法案ができてすぐ使う会社というのがもうわかっているのでしょうか?

いくら保険の外交員にすすめられたからといっても、保険も自己責任が求められてます。
加入していて不安になるようでしたら保険の意味、本末転倒ですね。
国会は6月18日。
気になっている人は、真剣に見直ししましょう。

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デフレ時代の保険の見直し

2003年5月7日

少し休みぼけも終わり、今日から本格始動で「保険通信簿」にとりかかっています。

連休中に保険の見直しを検討された方が多かったのでしょうか?

私の手元にはいろんな会社の証券が集まってきています。
その中で本日とても興味深かったのはD生命さんの「組み立て保険」。
私の住んでいる港北ニュータウンにもこの看板が大きく飾ってあるのですが、「とってもかわいい感じの保険だなあ」という印象をもっていました。
そこで、今回ご相談いただいた中でこの会社の証券があり、さっそく研究。

自動車保険のようにわかりやすい保険ですね。
この先どうなるかわからない!というデフレ時代には非常に人気あるだろうなあと思いました。

しかし、生命保険は、自動車保険のように「今年はどこの会社にしようかしら」など人生ころころかわるようでなんだか落ち着かないのでは、と思います。
人の価値観を反映したもっとも究極的は保険商品だと思いますが、生命保険という分野ではどうなのでしょう、というのが個人的な感想。

10年ひと昔と言われたのはもう過去のこと?
1年ひと昔なのでしょうか???

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株取引きが非課税に?

2003年4月14日

保険を考えるのに、一番見落とししてはいけないことは、環境の変化です。
幸いなことに私はこうやってお仕事があり不況ということをまだ直視してませんが、よくよく考えてみると身近にこの社会状況の変化はあります。

1.少子高齢化問題:実際私もこどもはいません。
2.日経平均バブル最安値更新:勉強ということで、昨年外債と日本の投資信託を購入。わかってて購入しましたが、日本の投資信託は見事に半値。
3.終身雇用制の崩壊:主人の会社の「都市手当て」がなくなってしまいました。

ということで、マイナス面ばかりですがひとつだけマネー勉強中の私をくすぐるニュースが。

なんと
株取引しても税金をとらない?
ということが急浮上。
ちょっともうかっても手数料や税金とられるくらいなら、株はやめておこうという後ろ向きの私の考えに渇が入りそうです。

でもお得なニュースって本当に小さく書いてあります。
見逃すところでした。
これからもこの動向は見守っていきたいです。

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ボーナス払い

2003年4月13日

最近、ボーナス払いへの相談が多くなってます。

「ボーナス払いは不利になるのでは」
というご相談です。

みなさん、まず確認することはボーナスが多い方が一番影響を受けるのが、手取りが少なくなるということです。
基準は2.5ヶ月以上のボーナスがあるサラリーマンの方です。

ボーナス支給−社会保険料=手取り額という計算ですが、この時代あまりボーナスが増えるということは考えにくいですので、社会保険料が増えると手取りが少なくなるという結果です。では、どんな影響がでてくるでしょう。

社会保険料とは、「労使折半」といって、みなさんだけでなく、雇用している会社も負担が多くなるということです。
ということは、会社も税金支払いが多くなるのが嫌ですから、なんらかの対策を考えてくるでしょう。

1. ボーナスを少なくして、毎月のお給料に上乗せする
2. ボーナスという形でなく、報奨金的に6・12月でない月に支給する・・・など。

ボーナス払いで一般的なのは「住宅ローン」と「保険料」です。なかなか住宅ローンはすぐには見直せるものではありません。
ですから、「保険の見直し」は必須です。
ボーナス時期は迫ってきてます。
月払いのほかに、ボーナス払いしている方、保険かけすぎではありませんか?

確認してください。不明であれば、かづな先生に相談ください。
お待ちしてます。

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ドドールでの会話

2003年3月31日

お昼ドトールでランチしていると、ある生保会社の営業社員(男性)と外交員と思われる女性がしゃべっていました。
彼女は事務から営業に転向したらしく、営業方法を相談しているようでした。

・「〜は減額させて、医療の単品はうちじゃないからA社で入ってくれっていいなさい」
・「〜すれば保全だけでなく、1件成約だな」
・「300万くらいでいいんじゃない」

そのアドバイスを聞いた外交員は、「さすがですね、○○さん、私○○さんについていきます!」と言ってます。そして駄目押しに、「そう、あとは決まり文句があるんだよ、それを今度は教えよう」と帰っていきました。

コンサルテイングといわれている時代に、こうやって昔ながらの成果主義の伝統が今からでも引き継がれているのを間近に聞くと、身の毛のよだつ思いと同時に、このお客様の保険はどうなってしまうのだろうと心配になりました。

まだまだ保険業界は、成果主義・面談主義が大方ですが、HPや、メールや電話相談で、みなさんが納得していただけるサービスを提供することをできるよう努力していきたいと思いました。
みなさん、私が遭遇した会話を平気でしているような保険営業担当の人にはくれぐれもお気をつけを。

明日から4月です。ひきしめていきますね。

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郵便局の財形制度加入している人チェック!

2003年3月18日

昨日のお客様から入手した情報です。
少し前に「郵便局員、財形制度を販売してはいけない方にも案内してしまい、対象額○億円?」という記事を読みましたが、ふーんで終わってしまってました。
ところが、「私該当しているのよ。」とご相談がありました。
「財形制度」は通常、企業に勤めている人であれば、給与から一定の金額を積み立てできるということで、多くの人が利用している制度です。
自営業(美容院・病院・寺院など)の方は、財形制度を採用している会社が少ないため、郵便局で「財形制度」に加入していることが多いようです。
そこで、オーナーは加入できるのですが、身内は加入できないということを徹底していなかったため、ほとんどの方は身内の方も加入させていたとのこと。
利子が税金かからないというメリットがあるので!
しかし、郵便局側は、「身内加入」はすべて取り消しの作業をすることになったようです。(4月から民営化するため今いろいろ整理しているのでしょうか?)

その手続きはびっくり!解約でもなく、今まで支払った保険料をすべて全額返し、「利子」ではなく「お詫び料」というのをつけているとのこと。なかったことにするという処置は、民間の保険会社が行ったら大問題ですよね。「郵便局の財形制度」に一家で加入されている方は、郵便局さんに確認したほうがよろしいですよ。

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予定利率引下げ法案の影響

2003年2月20日

昨年11月25日に「予定利率引下げへ法改正」
というニュースが発表されたこの法案は、
昨日付けにおいて、やはり先送りすると決定しました。
本当、新聞記事に惑わされた3ヶ月でした。

今日のご相談者も、平成2年、7年と2つとも
この法案の対象契約をお持ちの方でした。

若いときにご契約しているので、「プラチナ保険」です。
(今加入したくてもできない予定利率が高い契約のことを「プラチナ保険」と命名してます。
勝手ですが・・・)

確かに継続していたら、本当すばらしい老後を迎えられるのですが、この法案が決まると普通の保険になってしまうのです。

こうなってくると「予定利率引き下げ法案が可決されたら、
今の保険金額いくらになるかわからないですよ〜」
とノストラダムスの預言者みたいになっているのが
私の最近の悩みですね。

でもノストラダムスの予言も何も現実には起こらなかったので、
予定利率引き下げ法案も実は何も起こらない?
なんて呑気に構えようかなと思ってます。
もちろん、自分の保険が対象かどうかわからない方は
是非ご相談くださいね。

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Felice Plan

田中 香津奈
ファイナンシャルプランナー
(CFP(R)認定者/1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
社会保険労務士(登録番号 第13140401号)
株式会社フェリーチェプラン 代表取締役

2005年に独立系FP会社、株式会社フェリーチェプランを設立。
セミナー、個別相談、執筆&メディア出演等を通じて、個人・法人問わず、お金の不安を解消する支援をしています。
詳しいプロフィールはこちら

田中香津奈の「ドローマイライフ」

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