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  • 2004年12月05日

本日は午前中、「女のたしなみマネー塾・初級」のセミナーをしてきましたが、最後まで質問のために残っていただいた方からこのようなご相談がありました。

「今の同僚が、外資系生命保険会社に転職をしたいというのですが、この会社について何かご存知のことがあったら教えていただきたいのですが・・・」

彼女の職業は、MR。
医薬情報提供者の略で、製薬会社の営業販売をする人をさします。
医療機関に出入りし、メーカーを代表して医師らに医薬品の情報を提供したり、情報を収集する仕事です。

「同僚も私に転職の話はするつもりはなかったです。やはり、保険業界って、先生がおっしゃっていたようにイメージが悪いので、私に話すと宗教にでも勧誘されたのって思ってしまうから、いいずらかったようです。」

その通り・・・。

私は、保険業界のイメージを払拭したいと思うことが日々の活動の原動力となっているからです。
保険のしくみや考え方を理解すれば、保険は非常に役に立つこと。
そういうことを伝えられる人が1人でも多く、活躍して欲しいと思っています。

質問された場では、「彼女は、その会社の商品にとてもほれ込んでいて、トップ営業の成績をつとめているので、彼女ならやっていけるのだと思います。」

その言葉を聞いて、とても頼もしく、ぜひチャレンジしてもらいたいと思いました。
転職しようとする保険会社の雇用体系、保険商品の特徴について、私のわかる範囲のお話をしてその場でお別れしました。

でも、家に帰ってから、彼女は明日、同僚にこの話をする。
本当にこれでよかったのかなあ、と少し考えました。

同じ営業であっても、MRと保険販売の違いをお伝えしていないことに気づきました。

医療現場というのは、まだまだ男社会です。
むさくるしい男の人と商談するより、しゃきっとした、聡明な女性と話をするほうがよいということもあります。
そして、大きな違いは、その人のふところから、商品を買うのではありません。
あくまでも、病院のお金を使って、商品を買います。

保険は違います。

自分の経済的リスクを補うために、どんなに富裕層の人であっても、自分のふところから保険料を支払います。

保険業界の営業が独特であるのは、「保険」という無形のものに対して、いかに役に立つかということをお伝えし、その人が納得して「保険料」を身銭で切ってもらうか、というプロセスがあります。

残念ながら、転職しようとする保険会社のトップ営業マンの中には、まだ女性はいません。
外資系とはいえ、なかなか女性が活躍できていないのが現状です。

言い方は悪いですが、転職先の職場で、男尊女卑の世界に耐えていけるか、ということも、考えていかなくてはいけないのかな、と思います。
逆に言うと、それを克服できたら、彼女は新しい保険営業のスタイルを築きあげるとことになります。
MRのように、女性が注目する職業になるよう、イメージを変えてくれるかもしれません。
その可能性にかけてもらいたい、気持ちもあります。

個人的にメールアドレスをいただかなかったので、この場をお借りして補足させていただきます。

転職とは関係ない方でも、この考え方は非常に大事です。
保険は、自分のために加入します。
自分のふところからお金を捻出します。

誰々さんに頼まれたからとか、親戚の方との兼ね合いで・・・というのではなく、自分と対話をして、自分のための保険選びをしていただきたいと思います。

プロフィール
  • 名前:田中香津奈
  • 株式会社フェリーチェプラン 代表取締役。ファイナンシャルプランナー。
    「攻めのお金」と「守りのお金」という観点から見る独特のマネーセンスがわかりやすいと好評。
    著書に『晴れた日に傘を買う人はお金が貯まる』(扶桑社)がある。

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